ストーリー紹介


地下闘技場において無敗の王者として君臨する刃牙の次なる対戦者を探すべく地下闘技場のオーナー徳川光成が向かった先は神心会の長である「武神」愚地独歩に、神心会の秘密兵器・愚地克巳と王者・刃牙を対決させたいと告げる。

そこへかつて神心会門下生最強と呼ばれた、加藤清澄が殴り込む。独歩に詰め寄る加藤に光成は「地下に遊びにこい。」と言い放った。


独歩と加藤そして大勢の選ばれた観客達が見つめる中、地下闘技場の無敗の王者・刃牙と鎬流空手・鎬昂昇の死闘は始まった。今の時代には対戦者が存在しないと言われるほど危険な、人の神経を切る鎬流空手奥義「紐切り」に刃牙は右腕の自由を奪われる。

そしてついに昂昇の熱き想いをのせた鎬流の極意が炸裂。誰もが刃牙の敗北を予感させるが・・・。


「空手界の核弾頭」加藤清澄を筆頭に刃牙との対戦を熱望する者たちが、徳川光成邸に集結する。

刃牙の次期対戦者となる者は!?

そのカギを握っているのはプロレスラーだという有力な情報を手に入れた伝統空手衆数名にプロレス界の巨頭・アントニオ猪狩と加藤が襲われる。

だがその時、もう一人プロレスラーが・・・。


地下闘技場王者である刃牙の対戦者は、なんとプロレス界ニ大巨頭の一人マウント斗羽だった。どよめく観客を背に、驚異的な強さで刃牙に襲いかかる斗羽。

がしかし攻撃ポイントを末端に絞った刃牙の怒涛の攻めに耐え切れずダウン。

そして屈辱のスープレックスをくらった斗羽はついに迷いのない本気の攻撃で仕留めにかかる・・・。


刃牙・斗羽戦の直後に刃牙の父・勇次郎が現れ、地下闘技場の王者・刃牙を一撃で下し、さらに徳川光成に地下闘技場戦士としての登録を要求した。そんな彼の前に立ちはだかったのが虎殺しの伝説を持つ武神・愚地独歩だった。

こうして地上最強の生物、範馬勇次郎と伝説の虎殺し、愚地独歩のスペシャルマッチが決定した。

「無駄な犠牲は出したくない」と刃牙はこの試合を止めるべく神心会へと赴くが・・・。
勇次郎をめぐる漢達の過去と現在が明らかになっていく・・・。


地上最強の生物対虎殺し、勇次郎と独歩の世紀の決戦は独歩の奇襲によって始まった。勇次郎はこの奇襲に動じること無く攻撃をしかける。互いの力が伯仲する中、勇次郎は相手に全くすきを与えず歩み寄るという琉球王朝に伝わる奥義「御殿手(うどんで)」を用い独歩に詰め寄る。

その時独歩は・・・。

独歩の技は、勇次郎の攻撃本能を封じることができるのか?


独歩が少しずつ勇次郎を圧倒し始めたその時、勇次郎の背中から異常なまでに発達したヒッティングマッスルにより形をなす【鬼の顔】が浮かびあがる!

独歩が50年間休まず磨きつづけた技は、鬼と化した勇次郎の反射神経に凌駕され、勇次郎の人智を超えた必殺の一撃が独歩の動きを止めた・・・。


患者を利用して人体実験を行い多額の治療費を請求していた無免許医Dr.紅葉のことを聞き、遂に刃牙の怒りが爆発した。

刃牙の怒涛の攻撃は紅葉を圧倒し、そのまま彼を倒すかに見えたその時、紅葉は突然立ち上がり身構えた。

人体のすべてを知り尽くした紅葉は、刃牙の身体を用い破壊のレクチャーを始める。
己の身体を破壊しつくされた刃牙に残された最後の技とは・・・。